ADHDのヒビ

ADHDな僕の、ADHDは「Aho Dame HontoDame」の略じゃないと反論したくても出来なかった日々です。

ADHDのパチプロ1 パチンコで生活していました

僕はパチンコで生活していたことがあります。いわゆるパチプロをやっていました。

はい、本物のダメ人間でした!
異論はございません。

 

仕事というにはおこがましいのですが、今までしてきた仕事の中で一番楽で楽しかったです。
だって誰にも気を使わなくていいし、座ってパチンコを打つだけでバイトよりよっぽど儲かるし、しかも税金はかからないから全部手取りですからね。
楽しいからずっと座ってるのも苦じゃなかったし、ADHDには最適な仕事だったのかもしれません。

 

パチンコの勝ち方は簡単で、簡単に言うとよく回る台を朝から晩まで打つだけです。
もちろん運がありますので負ける日もありますが、一ヶ月で確率はだいたい収束するので赤字の月は無く、平均収入は30万強くらいでした。
(パチンコの勝ち方に興味のある方は『パチンコ ボーダー』で検索してみてください。)

もちろん本来はギャンブルなパチンコで勝つためには、それなりの努力が必要です。
開店前から並んで良い台を選ばないといけないし、長時間打つほうが得なので毎日10時から22時位まで打っていました。
僕はシュミレーターのソフトを自作して、徹底的にボーダーのチェックも行っていました。もちろん全部の収支も記録しています。
でも楽しかったから全く苦じゃなかったし、むしろどんなに寝不足でもパチンコ屋に遅刻したことはなかったですからね。
 

でも1年もたたずにパチプロ生活は止めました。

 

 一番大きな理由は、大事な夢がおろそかになってしまったからです。

僕は漫画家を目指していて、会社を辞めてバイトしながら漫画を描いていました。
割の良いバイトとしてパチプロになったのですが、それが楽しすぎて漫画を描かなくなっちゃったんです。パチンコしながらネタを考えるつもりが、いつも気がつくとパチンコに集中しているんです。ただ打つだけと言っても、打ち出した玉の行方は全部見ているし、細かく止め打ちをしたりで気を抜けるときが無いんですよね。

打ってる時間はパチンコに集中してるし、お金はあるから飲むのも遊ぶのも気兼ねないしで、気がつくとほとんど漫画を描いてませんでした。

普通の人だったら週に3日パチンコをして、残りは漫画を描くとかが出来たと思います。それでもじゅうぶん生活できますからね。
でも僕はほぼ週7でパチンコをしていました。パチンコに行かないと損をしているような気がしてましたからね。ほとんどパチンコ依存症ですね(^_^;)
まあ勝って儲かるから楽しかったわけで、負け続けたら止めてたと思いますが。

 

もうひとつの理由は、このまま続けてパチンコが無くなったらヤバすぎるからです。

ずっとパチンコで食べていける自信はあったのですが、そのままパチプロを続けて40才くらいでパチンコが規制されて無くなってしまったらどうなるのか、それを考えたら怖くなりました。
パチンコしかしていないので、職歴は真っ白だし、そもそも何のスキルも身についていません。パチンコ台のハンドルを握る体力しかないし、対人能力も退化する一方ですからね。
これは本当に取り返しがつかなくなると思い、新しいバイトが決まるのと同時にスパッとパチンコを止めました。

 

意志の弱い僕があれだけハマっていたパチンコを完全に止めれたのは、 とてつもない焦りがあったんでしょうね。
あの時にパチンコを止めて本当に良かったと思っています。